ご存じですか「原田鳴石」

 郷土資料館で1月21日まで郷土の書家、原田鳴石(めいせき)のミニ企画展が開催されています。

彼は優れた教育家であると共に、書道の大家であります。教壇生活58年余を通して多くの書道家の育成に専念されました。特筆すべきは、敗戦により日本の教育が6.3.3制に改められ、修身科と書道科が廃止されることになりました。その際、彼はGHQにマッカーサーを訪ねて書道科の継続を申し出ます。7回の上京の末ついに原案を再考させ、書道科は継続しました。

 また、昭和34年の伊勢湾台風において町では25人もの方が亡くなりました。中でも彼の居住していた生路川尻地区で10人もの方が亡くなりました。彼は地区の方や多くの皆さんに働きかけて、亡くなられた方の慰霊碑を建立して弔ってきました。そんな彼を忘れないために、教え子たちが神後院に胸像を建立しています。

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